どうも、ひろきちです。
11月4日の米国株式市場で注目された銘柄のひとつが、AIサーバーを手がけるスーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)です。11月3日の取引終了後に発表した決算が、売上・利益ともに市場予想を大きく上回りました。ところが株価は、寄り付き前の上昇から下げに転じ、終値は31.39ドル(前日比-3.44%)でした。今回は、この決算と株価の動きを分かりやすく整理します。
スーパー・マイクロ・コンピューターはどんな会社?
スーパー・マイクロ・コンピューターは、データセンター向けのサーバーを設計・製造するアメリカの会社です。サーバーとは、ネット上でデータをやり取りしたりAIを動かしたりする、大型のコンピューターのことです。
特に、AIの計算に使われるGPU(画像処理半導体)を大量に載せたAI向けサーバーが主力です。AIブームでGPUを積んだサーバーの需要が増え、同社の売上も急拡大してきました。
株価と投資指標:11/4はどう動いた?
報道で確認できた値動きは次のとおりです。
・11月4日寄り付き前:約7〜8%上昇し、33〜34ドル付近(Yahoo Finance、TipRanks等の報道)
・11月4日日中:29〜30ドル台まで下げる場面もあったとの報道(日本経済新聞の会社情報など)
・11月4日終値:31.39ドル(前日比-1.12ドル、-3.44%)
・過去52週の値幅:19.48〜51.40ドル
決算が良くても、市場がすでに期待を織り込んでいれば「材料出尽くし」で売られることがあります。今回の反落も、そうした動きの可能性があります。結局、終値は前日比-3.44%の31.39ドルとなりました。
決算チェック:売上は前年同期の約4倍
2027年度第1四半期(2026年7〜9月)の決算は次のとおりです(出典:同社の決算発表を伝えるYahoo Finance、GuruFocus等の報道)。

この図から、売上が前年同期の約4倍に伸び、次の四半期も同水準を見込んでいることが読み取れます。
・売上高:199億ドル(前年同期の50億ドルから+298%、市場予想は約163億ドル)
・調整後1株利益:1.81ドル(市場予想は約1.23ドル)
・第2四半期の売上見通し:195億〜215億ドル(中央値は市場予想の約175億ドルを上回る)
・通期売上見通し:650億〜720億ドルから、720億〜820億ドルへ上方修正
売上が約4倍というのは、かなり大きな伸びです。
このように、AIサーバー需要が売上を押し上げていることがはっきり分かります。
今後の経営方針:AIサーバー需要を取りにいく
通期見通しを引き上げたことは、会社が今後もAI向けの受注が続くと見ていることを示します。一方、Benzinga等の報道によると、今期は売上の約44%が大手データセンター顧客1社に集中していました(2026年度通期は約28%)。大口顧客に頼る構造は、強みであると同時にリスクでもあります。
株価の展望:強気材料と弱気材料
強気材料は次の3つです。
①売上が前年同期比+298%と急拡大している。
②次の四半期の見通しも市場予想を上回る。
③通期見通しを720億〜820億ドルに引き上げた。
弱気材料は次の3つです。
①売上の約44%が1顧客に集中している(前年度通期は約28%から上昇)。
②決算後に株価が反落する場面があり、期待が高かった可能性がある。
③AIサーバーは競合が多く、利益率(売上のうち利益になる割合)が下がりやすい。
個人的には、売上の伸びは本物だと思います。ただ、1社への依存が大きい点と、株価が高値(51.40ドル)からまだ遠い点は気になります。株価が決算にどう反応したかは、数日後にもう一度確認したいと思います。断定はせず、冷静に見ていきたいです。
まとめ
スーパー・マイクロ・コンピューターは、売上約4倍の決算と見通しの引き上げで注目されました。一方で、顧客集中と株価の反落という注意点もあります。引き続き、無理せずコツコツと。次回もお楽しみに!
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
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