【日経平均まとめ】2026年10月2日は647円安の68,309円!前日の反動売りとソフトバンクG急落が重し

投資のいろは

どうも、ひろきちです。

今日(2026年10月2日)の東京株式市場は、日経平均株価が前日比647円安の68,309円で取引を終えました。前日まで2日間で3,500円近く上げた反動の利益確定売りに加え、中東情勢への警戒感もあって上値が重い1日でした。一方で、半導体テスト装置大手のアドバンテストは続伸し、日経平均を下支えしています。今日は指数の動きと、明暗が分かれた注目銘柄を見ていきます。

今日の指数の動き

指数終値前日比騰落率
日経平均株価68,309.46円-647.26円-0.94%
TOPIX確認中確認中確認中
グロース250確認中確認中確認中
ドル円158円台円安基調(方向感)

※TOPIXとグロース250は、記事執筆時点(16時台)ではデータ会社の反映が追いついておらず、確定値を確認できませんでした。ドル円も正確な16時時点の水準は未確認のため、本日の大まかな方向感のみ記載しています(出典:OANDA)。

日経平均株価の直近5営業日の推移(9月28日〜10月2日)を示す棒グラフ

上のグラフが直近5営業日の日経平均の推移です。9月29日を底に3営業日続伸し、10月1日には一時6万9,000円に迫る場面もありましたが、今日はその反動で一服した形です。日経平均の採用銘柄225社のうち値上がりはわずか36銘柄、値下がりは187銘柄と、指数ほど「全面安」の印象はないものの、内側では売りが優勢だったことが分かります(出典:財経新聞)。押し目があっても慌てず、という相場つきだったと思います。



なぜ動いた?相場を動かした材料

今日の下落には、主に3つの材料が重なりました。

①前日までの急伸に対する利益確定売り。9月30日から10月1日にかけて日経平均は3,500円近く上昇しており、短期的な利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすい地合いでした(出典:財経新聞)。

②中東情勢への警戒。米国とイランの停戦協議が行き詰まっており、トランプ大統領が「和平が実現するとは思えない」と悲観的な姿勢を示すなど、軍事的な緊張が再び高まる可能性が意識されています。これを受けて原油価格が上昇し、投資家心理の重しになりました(出典:財経新聞)。

③今夜発表の米雇用統計を控えた様子見ムード。国内外の長期金利が高止まりする中、米国時間21時30分に発表される雇用統計(失業率・非農業部門雇用者数)がFRBの金融政策を左右しかねないため、積極的な売買を手控える投資家が多かったようです(出典:OANDA)。

一方で、非鉄金属や鉱業、石油関連株には資源高を受けた買いが入り、下げ幅を限定的にする働きをしました。



今日話題になった銘柄と、その理由

銘柄(コード)終値騰落率注目された理由
アドバンテスト(6857)38,840円+3.27%マイクロンの好決算+TSMCの対日追加投資報道
ソフトバンクグループ(9984)6,252円-6.70%OpenAI出資完了の材料出尽くし+CDS上昇
クスリのアオキHD(3549)確認中(前場+18.4%)確認中50周年ビジョン+記念配当+自社株買い
プラップジャパン(2449)確認中(前場+28.6%)確認中米エデルマン社との資本業務提携

アドバンテストとソフトバンクグループの本日の騰落率を比較した棒グラフ

表と上のグラフの通り、今日は半導体株のアドバンテストが一人勝ちする一方、指数の顔役であるソフトバンクグループが急落するという明暗が分かれた展開でした。クスリのアオキHDとプラップジャパンの終値は、記事執筆時点でまだデータが反映されておらず「確認中」としていますが、前場の時点ではいずれもストップ高の買い気配となっていました。

アドバンテスト(6857):半導体需要への期待が続く

半導体検査装置の世界大手であるアドバンテストは、前日に続いて今日も大きく値上がりし、38,840円(+3.27%)で取引を終えました。きっかけは、米マイクロン・テクノロジーが発表した決算で、AIインフラ投資を背景にHBM(広帯域メモリ、AI半導体に使われる高性能メモリ)需要が急速に拡大していることが明らかになったことです。アドバンテストはHBMなどの半導体チップが出荷前に正常に機能するかを検証する装置のメーカーであるため、投資家がこの会社の業績見通しを即座に上方修正したとみられます。今日はさらに、台湾の半導体大手TSMCが日本への追加投資を計画しているとの報道も重なり、国内の半導体サプライチェーン全体への期待を後押ししました。単独で日経平均を約373円押し上げ、今日のプラス寄与トップとなっています(出典:財経新聞)。

ソフトバンクグループ(9984):好材料の出尽くしと懸念材料が重なる

逆に大きく売られたのがソフトバンクグループです。6,252円(-6.70%)まで下落し、単独で日経平均を約299円押し下げる今日最大のマイナス要因となりました。背景の一つは、同社が進めてきた総額300億ドル規模のOpenAIへの投資プログラムが、最終トランシェとなる100億ドルの出資を10月1日に実行したことで完了したことです。大きな投資計画が完了し見通しが固まったことで、むしろ「材料出尽くし」と受け止められ売りが出た形です。加えて、同社のCDS(クレジット・デフォルト・スワップ、企業の信用リスクを示す指標)が2023年以来の高水準に上昇し、積極的なAI投資を支えるレバレッジ(借入を活用した投資)戦略に対する債券市場の懸念が強まったことも重荷になりました。さらに、子会社の元最高財務責任者による1億7,000万円の着服事件が10月1日に発覚・逮捕されたことも、投資家心理にマイナスに働いたとみられます。

クスリのアオキHD(3549)とプラップジャパン(2449):好材料でストップ高買い気配

ドラッグストアチェーンを展開するクスリのアオキHDは、6〜8月期の営業利益が16%増益で着地し、9月度の既存店売上高も増収基調が続いていたところに、今日新たに「設立50周年ビジョン」の策定と「40周年記念配当」、自社株買いを発表しました。好決算に株主還元強化が重なるサプライズとなり、前場の時点で+18.4%の4,394円までストップ高買い気配となっています。PR会社のプラップジャパンは、米大手PR会社ダニエル・J・エデルマンとの資本業務提携を発表し、海外展開への期待から買いが集中、前場終値ベースで+28.6%の1,348円まで買われました。両銘柄とも本日の終値はまだ確認できていないため、保存前に実際の終値へ差し替える予定です。



個人投資家としてどう見るか

今日のような「前日大きく上げた翌日に反落する」展開は、相場が健全に呼吸をしている証拠だとひろきちは思っています。積立投資をしている方は、1日の値動きに一喜一憂せず、淡々と積み立てを続けるのが基本です。一方、短期で売買している方にとっては、アドバンテストのように業績期待で買われ続ける銘柄と、ソフトバンクグループのように好材料が出尽くして利益確定売りを浴びる銘柄の違いを見極めることが大切なタイミングだったと言えそうです。どちらにしても、中東情勢や米雇用統計など、まだ不確実性の高い材料が控えているので、無理なポジションは取らないことをおすすめします。

明日以降の注目ポイント

①今夜21時30分(日本時間)発表の米9月雇用統計。失業率や非農業部門雇用者数の結果次第で、FRBの利上げ・利下げ観測が大きく動く可能性があります。

②中東(イラン)情勢の行方。停戦協議が停滞する中、軍事的な緊張が再び高まるかどうかは、原油価格や世界的なリスク選好度を左右します。

③決算シーズン入りに伴う個別株物色の継続。クスリのアオキHDのように、決算と株主還元策が重なるサプライズ銘柄が今後も出てきそうです。

引き続き、無理せずコツコツと。週明けもよろしくお願いします!

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

前営業日の動きはこちらの記事もあわせてどうぞ:【日経平均まとめ】2026年9月30日は1,272円高の66,753円!原油安とAI・半導体株買いで大幅反発

English version is here → [Nikkei Recap] Oct 2, 2026: Nikkei 225 Falls 647 Points to 68,309 as Profit-Taking and a SoftBank Group Plunge Weigh

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