【今週の注目株】村田製作所(6981)が高値から一時55%下落もストップ高買い気配で急反発&マイクロソフト(MSFT)はAzure絶好調で株価14%急騰!日米2銘柄を深掘り

投資のいろは

どうも、ひろきちです。今回の「今週の注目株」は、決算発表が続々と飛び込んでくるこの時期らしく、値動きの大きかった日本株と米国株を1社ずつピックアップしました。日本からは、AI関連の材料でジェットコースターのような値動きを見せている村田製作所(6981)、米国からは決算発表で株価が急伸したマイクロソフト(MSFT)です。それぞれの注目理由と株価動向、投資家目線で気になるポイントを整理していきます。

村田製作所(6981)ってどんな会社?

村田製作所は、スマートフォンやパソコン、自動車、そしてAIサーバーなど幅広い電子機器に使われるMLCC(積層セラミックコンデンサ、電気を一時的にためて電流を安定させる部品)で世界トップシェア(約4割)を握る電子部品メーカーです。特にAIサーバー向けは、GPU(画像処理半導体、AI計算にも使われる)を積んだ高性能サーバー1台あたり通常サーバーの10倍近いMLCCが必要とも言われており、GoogleやAmazonなど大手クラウド企業(ハイパースケーラー)のデータセンター投資拡大が追い風になっています。

ストップ高買い気配からひも解く、ジェットコースターのような値動き

村田製作所の株価は、この半年で非常に激しい動きを見せています。2月中旬の安値3,085円から、AI関連の期待を追い風に4倍以上に急騰し、6月22日には高値12,895円をつけました。しかしその後、米国ハイテク株安をきっかけに調整局面に入り、7月29日には安値5,861円まで、一時55%もの下落となりました。

村田製作所(6981)の2026年株価推移グラフ

このグラフを見ると、村田製作所の株価がAI相場のテーマ株らしく、短期間で急騰と急落を繰り返してきたことが一目で分かります。そして本日7月31日は、米半導体株高を受けて東京市場全体でAI・半導体関連株が一斉高となる中、村田製作所もストップ高買い気配からスタートし、終値は前日比+185円(+2.97%)の6,416円で着地しました。ちょうど同日は2027年3月期第1四半期決算の発表日でもあり、直近の2026年3月期決算では最終利益が2,339億円(前期比0.04%増)と従来予想の2,200億円を上回っており、2027年3月期も前期比25.3%増の2,930億円という増益見通しが示されています(出典:株探ニュース、日本経済新聞)。

投資家目線で見るポイント(村田製作所)

良い点としては、MLCCという「縁の下の力持ち」的な部品で世界トップシェアを握っており、AIサーバー向けの需要拡大が業績の追い風になっていること、そして直近の決算・見通しも増益基調が続いている点が挙げられます。一方で気をつけたいのは、株価がここ半年で4倍になったあと55%下落し、また反発するという非常に値動きの荒いテーマ株になっている点です。AI相場への期待や米国ハイテク株の動向、為替(円安・円高)の影響を受けやすく、短期的な値動きに振り回されやすい銘柄だと言えます。投資する場合は、業績の実態と株価のテーマ性を分けて考えることが大切だと個人的には感じています。

マイクロソフト(MSFT)、Azureが絶好調で株価が急伸

米国からは、7月29日に発表した決算をきっかけに株価が急伸したマイクロソフト(MSFT)を取り上げます。2026年6月期(会計年度の第4四半期)の売上高は900.1億ドルとなり、市場予想の876.3億ドルを上回って着地しました(前年同期比+17.75%)。EPS(1株あたり利益)は4.74ドルで市場予想を上回り、前年同期の3.65ドルから+29.86%の伸びとなっています。純利益は352.9億ドルで前年同期比+29.57%という大幅増益でした(出典:CNBC、Bloomberg)。

なかでも注目されたのが、クラウド事業「Azure」の成長率です。Azureの売上高は前年同期比+43%と、市場予想の+40%を上回り、2022年初め以来の高い伸び率を記録しました。これにより2026年6月期通期のAzure売上高は初めて1,000億ドルを突破しています。この決算を好感して、マイクロソフトの株価は決算発表後に約14%急伸し、時価総額は3.3兆ドル規模に達しました。

投資家目線で見るポイント(マイクロソフト)

良い点は、AI需要がクラウド事業の実際の売上・利益の伸びにきちんと結びついている点です。Azureが年間1,000億ドルという規模に達しながらも40%を超える成長を続けているのは、AI関連企業の中でも際立った実績だと思います。Office製品やLinkedIn、ゲーム事業など収益源が分散している点も安定感につながっています。一方で留意点としては、決算後に株価が14%も急伸したことで短期的な過熱感は否めず、すでに市場の高い期待が織り込まれた株価水準になっていることです。また、AI関連の設備投資(データセンターやGPUなど)が非常に大きな金額に膨らんでおり、今後の投資回収ペースや利益率への影響は引き続きチェックしておきたいポイントです。

今後の見通し

最後に、今後注目しておきたいポイントを3つ挙げておきます。①村田製作所については、AIサーバー向けMLCC需要が今後も続くか、そして株価のボラティリティ(値動きの荒さ)が落ち着いてくるかが焦点です。②マイクロソフトについては、今後発表される2027年6月期の設備投資計画と、それに対する投資家の評価が株価のカギを握りそうです。③そして日米どちらの銘柄も、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策や、AI関連銘柄全体への資金の流れといったマクロ要因の影響を受けやすいため、個別材料だけでなく市場全体の地合いにも目を配っておきたいところです。

先週の記事「【今週の注目株】SCREEN(7735)は最高益上振れ・増配&マイクロン(MU)はAI特需で時価総額1兆ドル突破!日米2銘柄を深掘り」もあわせてどうぞ。また、AIサーバーとデータセンター関連の全体像については「【解説】AI時代の心臓部「データセンター」の重要性とは?日本・米国の注目株8社を徹底紹介」でまとめていますので、興味のある方はぜひご覧ください。

引き続き、無理せずコツコツと。次回もお楽しみに!

English version is here → Weekly Stock Picks: Murata Manufacturing & Microsoft (English)

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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