どうも、ひろきちです。
今日9月25日(金)の東京株式市場は、日経平均株価が前日比850円21銭高の66,364円20銭で取引を終えました。上げ幅は1.30%で、これで5営業日連続の上昇です。半導体関連株と銀行株がそろって買われる、分かりやすい「全面高」の1日でした。今日は何が起きて、なぜそうなったのか、話題になった銘柄と合わせて振り返っていきます。
今日の指数の動き
| 指数 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
|---|---|---|---|
| 日経平均株価 | 66,364.20円 | +850.21円 | +1.30% |
| TOPIX(東証株価指数) | 4,128.59pt | +53.29pt | +1.31% |
| 東証グロース市場250指数 | 確認中 | 確認中 | 確認中 |
| ドル円 | 158.14円(15時時点) | - | 円安方向 |
この表を見ると分かる通り、日経平均だけでなくTOPIXも同じくらいの上昇率(+1.31%)になっていて、値がさ株だけが押し上げた相場ではなく、市場全体にまんべんなく買いが入ったことがうかがえます。グロース250指数は本記事公開時点でまだデータが反映されておらず「確認中」としています(データが揃い次第、差し替えます)。為替は15時時点で1ドル158円14銭前後と、前日に続いてやや円安方向で推移しました。
直近5営業日(9月21〜23日は祝日で休場)の値動きを振り返ると、次のようになります。

9月16日の63,923円から今日の66,364円まで、わずか5営業日で2,400円以上も上昇しています。この図からは、今週の東京市場が一本調子ではなく小刻みな上げ幅を積み重ねながら、着実に高値を切り上げてきたことが読み取れます。![]()
なぜ動いた?相場を動かした材料
今日の上昇を後押ししたと見られる材料は、大きく3つです。
①半導体・AI関連への物色継続:前日24日には半導体製造装置関連が上げ幅を主導する場面があり、その流れが今日も続きました。東京エレクトロンやイビデンなど、生成AI向けのデータセンター投資拡大を追い風にする銘柄に買いが集まりました。
②日銀の利上げ観測:日銀が年内、早ければ10月にも追加利上げに動くのではという観測が改めて強まったと報じられ、利ざや改善への期待からみずほフィナンシャルグループをはじめとする銀行株に買いが入りました。
③米中関係の改善期待:米中間の緊張緩和への期待が投資家心理を下支えしたとの見方も伝えられています。一方で、前々日23日の米国市場では9月の購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回ったことで長期金利が上昇し、大型ハイテク株には利益確定売りが出る場面もありました。海外要因が強弱まちまちの中でも、国内では9月中間配当の権利を意識した買いも観測され、東京市場は底堅さを維持した格好です。
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今日話題になった銘柄と、その理由
値上がり率・値動きの大きさで話題になった銘柄を5社ピックアップしました。

この図は、東京エレクトロン・イビデン・みずほFGの3社がそろって4%台の上昇となった一方で、ソフトバンクグループだけがマイナスという「明暗」がはっきり分かれたことを示しています。
東京エレクトロン(8035)+4.82%
半導体製造装置の国内最大手です。生成AI向け半導体の設備投資拡大期待を背景に、業種全体への買いが波及する中で株価を伸ばしました。値がさ株(1株あたりの株価が高く、指数への影響力が大きい銘柄)のため、今日の日経平均の押し上げにも大きく貢献したとみられます。
イビデン(4062)+4.20%
生成AI向けデータセンターで使われるICパッケージ基板(半導体チップを載せる土台となる基板)を手がける会社です。前日24日には、2026年9月30日を効力発生日とする2対1の株式分割発表や、好調な四半期決算(純売上高が前年同期比26.4%増)を材料に+15.5%の急騰を演じており、今日はその勢いが一服しつつも続伸する形になりました。AI関連データセンター投資という同じテーマで東京エレクトロンとも歩調をそろえた格好です。
みずほフィナンシャルグループ(8411)+4.18%
メガバンクの一角です。日銀の利上げ観測が高まると、銀行が企業や個人に貸し出す際の金利(貸出金利)と預金金利の差である「利ざや」が改善しやすくなるとの期待から、銀行株全般に買いが入りました。半導体株とは異なるテーマながら、同じ日に大きく買われたことで、今日の相場の裾野の広さを象徴する銘柄になりました。
ソフトバンクグループ(9984)-3.18%(6,185円)
今日話題になった銘柄の中で唯一の下落組です。オラクルが手がける大型データセンター計画「Jupiter(ジュピター)」で、コスト増大や電力供給の混乱を理由に不可抗力を宣言したと報じられたことが響きました。ソフトバンクが直接関わる案件ではないものの、同社が深く関与する「Stargate」計画への懸念が意識された形です。加えて、同社が発行した111億ドル規模の社債で3.5年債8.625%・7.5年債9.75%という過去最高水準の利回りが設定されたことで年率9〜10%程度の資金調達コストが固定される一方、OpenAIやSBエナジーが予定していたIPO(新規株式公開)が延期され、資金流入への期待が損なわれたことも売り材料になったとみられます。
岡本硝子(7746)後場に上げ幅急拡大
ガラス偏光子(液晶パネルなどに使われる光学部材)の生産能力増強に関わる設備投資計画を増額修正したと発表したことが材料視されました。従来の本社工場のみの1拠点生産から、新潟岡本硝子を加えた2拠点生産体制に切り替え、2028年3月期の設備投資額を4億円に増額。月間生産量を2026年7月比で16倍に引き上げる計画とあって、中期的な収益拡大への期待から買いが集まりました。東証スタンダード市場の中小型株ですが、大型株中心の相場の中でも独自の材料で動いた銘柄として印象的でした(本日の終値・騰落率は本記事公開時点で確認中のため、確認でき次第追記します)。![]()
個人投資家としてどう見るか
積立投資でコツコツ買っている方にとっては、今日のような上昇局面でも淡々と積立を続けるのが基本だと、ひろきちは思います。相場が良いときほど「もっと買い増ししたい」という気持ちになりやすいですが、5日続伸してすでに高値圏にあることを考えると、無理に追いかける必要はありません。一方で短期売買をしている方にとっては、半導体・銀行株という「テーマ性のはっきりした資金の流れ」が続くかどうかが焦点になりそうです。個別株では、ソフトバンクグループのように好材料の多いテーマ株でも、関連会社の一報で大きく売られることがある点は、あらためて分散投資の大切さを感じさせる値動きでした。
明日以降の注目ポイント
来週以降に向けて、個人的に注目しているポイントを3つ挙げます。
①日銀の金融政策:追加利上げの時期をめぐる観測が今後も相場のテーマになりそうです。関連発言や経済指標の発表には引き続き注目です。
②米国市場の金利動向:米長期金利の上昇が一服するかどうかは、日本の半導体・グロース株の動きにも影響しそうです。
③9月中間配当の権利付き最終日前後の値動き:配当狙いの買いが一巡した後、権利落ち日にどの程度売りが出るかも見ておきたいところです。
引き続き、無理せずコツコツと。明日もよろしくお願いします!
出典:日本経済新聞、財経新聞、株探、Investing.com Japan
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
English version is here → https://hirokichiiii.com/投資のいろは/nikkei-daily-2026-09-25-en/
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