【米国株】10/12の注目3銘柄!FIGSは業界レビューで急騰、FICOは+10%反発、ビクトリアズ・シークレットも買われた理由

投資のいろは

どうも、ひろきちです。

10/12(月)の米国市場は、ダウが+0.38%と小幅に続伸した一方、S&P500は-0.06%、ナスダックは-0.44%と、ハイテク株を中心にやや売られる展開でした。全体としては方向感を探る一日でしたが、個別材料やセクターローテーション(資金が成長株から割安株などへ移ること)で買われた銘柄もありました。

今回は、その中から注目された3社、ビクトリアズ・シークレット(VSXY)、フィグス(FIGS)、フェア・アイザック(FICO)を、ひろきちの視点でまとめます。

10/12の米国市場:ダウ続伸、ナスダックは軟調

まず全体の動きです。ダウ平均は+0.38%、S&P500は-0.06%、ナスダック総合は-0.44%でした。ダウだけが上がり、ナスダックが下がるという、ここ最近よくある「割安株が買われ、ハイテクが売られる」形です。

場中の報道(Motley Fool)によると、セクター別では通信サービスが上昇をけん引し、テクノロジーとユーティリティ(公益)が軟調でした。エヌビディアも1%超下げており、半導体の勢いがいったん落ち着いた印象です。

また、この日は米国の祝日(コロンバス・デー)で債券市場が休場でした。水曜日にはCPI(消費者物価指数)の発表を控えており、投資家は様子見ムードも強かったようです。こうした日は指数よりも、個別の材料がある銘柄が目立ちやすいと思います。

ビクトリアズ・シークレット(VSXY):9月の急落からの反発

1社目は、下着・アパレルのビクトリアズ・シークレットです。旧ティッカーはVSCOでしたが、現在はVSXYで取引されています。

この日は前日終値の約82.87ドルから、場中に最大87.98ドルまで上昇し、上昇率は報道によって+4〜7%台とばらつきがありますが、おおむね5%前後の上昇でした(Investing.com)。

背景として挙げられているのは次のとおりです。

(1)9月上旬、第2四半期決算後に株価が約13%下落しており、その反動で押し目買いが入ったこと。ただし決算自体は売上が前年同期比+10%で、通期見通しも引き上げられていました。
(2)アナリストの目標株価との間に差があること。ウェルズ・ファーゴが100ドル、モルガン・スタンレーが101ドルで、いずれも「オーバーウェイト(強気)」です。全体の平均目標株価は約89.91ドルです。
(3)インサイダー(役員など)の取引を示す書類の提出があり、前向きに受け止める投資家がいたこと。

過去52週のレンジは約28ドルから約102ドルと非常に幅広く、値動きの大きい銘柄だと分かります。ひろきちとしては、「決算は悪くないのに下げた後の戻り」という典型的な場面だと見ています。ただ、消費者向けのアパレルは景気や物価の影響を受けやすいので、水曜のCPIを受けた相場全体の動きには注意したいところです。

フィグス(FIGS):業界レビューで最も強い企業に

2社目は、医療従事者向けのスクラブ(医療用ユニフォーム)を展開するフィグスです。この日の主役といっていい動きでした。

朝方に約8.5%上昇して17.13ドルをつけ、その後も買いが続きました。上昇率は報道の時間帯によって+5%台から+13%台まで差がありますが、強い上昇だったことは間違いありません(Investing.com、StreetInsider)。

きっかけは、第2四半期決算を総括した業界レビューで、フィグスが一般消費財(アパレル・アクセサリー)企業の中で最も良い成績と評価されたことです。参考になる数字は次のとおりです。

・第2四半期の売上高は1億9,660万ドルで、市場予想を5.6%上回りました。
・EPS(1株あたり利益)は0.15ドルで、市場予想の0.07ドルを大きく上回りました。
・アナリストの目標株価は18〜22ドルのレンジで、コンセンサスは「買い」です。
・株価は52週高値の17.48ドルの目前まで来ています。

フィグスは8月の決算発表後にも約28.5%急騰しており、決算の良さが評価され続けている流れです。ひろきちの感想としては、短期間で大きく上がっているので、高値を超えられるかどうかが次の焦点だと思います。出来高が軽い日もあったため、値動きは荒くなりやすい点には注意が必要です。





フェア・アイザック(FICO):急落後に約10%反発

3社目は、クレジットスコア(信用スコア)で有名なフェア・アイザックです。FICOスコアは、米国で住宅ローンやクレジットカードの審査に広く使われています。

同社は9月末に、1日で約21.7%も急落しました。990ドル近くあった株価が658.63ドルまで下がった形です。主な理由は次のように報じられています(Timothy Sykes)。

・ウェルズ・ファーゴが目標株価を1,350ドルから950ドルへ引き下げるなど、複数の証券会社が目標を下げたこと。
・競合のVantageScore(ヴァンテージスコア)への警戒。米連邦住宅金融局(FHFA)が、住宅ローン大手のファニーメイ・フレディマックでVantageScore 4.0を従来のFICOと同等に扱う決定をしたことが、収益源への脅威と受け止められました。

10/12はそこからの反発で、場中に約10%上昇し、730ドル台まで戻しました。材料として挙げられているのは、住宅ローン大手のユナイテッド・ホールセール・モーゲージが、FICOスコアをすべてのブローカー向け信用照会で引き続き採用し、さらにFICO Score 10Tも追加する方針を再確認したことです。VantageScoreに押されるという見方への反論として受け取られたようです。

加えて、AIを使った不正検知や意思決定の分野を強化していることも評価されています。一方で、2027年度第3四半期までに従業員の約15%を削減する計画があり、短期的には約2,700万ドルの退職関連費用がかかる点は、見ておきたい材料です。

ひろきちの視点では、PER(株価収益率)は約19倍台と、以前の水準からかなり下がっています。営業利益率が40%台半ばと稼ぐ力は高い会社です。ただし、競合や規制の問題はまだ解決していないので、一度戻したからといって安心はできないと思います。次の決算は11/11予定とされているので、そこまでの値動きにも注目したいです。

3社に共通するポイントと今後の注目点

3社を並べてみると、動いた理由はそれぞれ違います。

・VSXY:決算後の下げに対する押し目買い
・FIGS:決算内容と業界レビューの高評価
・FICO:急落後の反発と、ローンの採用継続という好材料

共通しているのは、指数が方向感を欠く中で、「売られすぎからの戻り」や「業績の裏付けがある銘柄」に資金が向かったことです。ナスダックが弱い日は、こうしたローテーションの動きが目立つと思います。

今後の注目ポイントは次の3つです。

(1)水曜日に発表されるCPI。予想は前年同月比3.6%とされており、結果次第で相場全体のムードが変わる可能性があります。
(2)FIGSが52週高値の17.48ドルを明確に超えられるか。
(3)FICOの次回決算(11/11予定)と、VantageScoreをめぐる動向。

なお、数字は報道ごとに差があり、上昇率や株価は場中の時点のものです。正確な終値は、ご自身の証券会社などでご確認ください。

資産の全体像や、ひろきちの運用実績は総資産公開の全記録はこちらにまとめています。

引き続き、無理せずコツコツと。次回もお楽しみに!

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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