【今週の注目株】リクルートが決算でストップ高!純利益予想増、米イーライリリーは好調で株価最高値圏

投資のいろは

どうも、ひろきちです。

今週の「今週の注目株」は、日本株からリクルートホールディングス(6098)、米国株からイーライリリー(LLY)の2社を取り上げます。どちらも8月の決算発表をきっかけに株価が大きく動いた銘柄で、好決算がそのまま株価に反映された分かりやすい例だと思います。先週の「今週の注目株」では三菱重工業とパランティア・テクノロジーズを取り上げましたが(先週の記事はこちら)、決算シーズンはまだまだ材料豊富です。

日本株はリクルートHD(6098)!決算で一時ストップ高

リクルートホールディングスは、転職サイトや求人広告事業を展開する日本を代表する人材サービス大手です。傘下には世界最大級の求人検索サイト「Indeed(インディード)」を持ち、国内外のHRテクノロジー事業が収益の柱に育っています。

8月7日に発表した2027年3月期第1四半期(4〜6月期)決算では、売上高が前年同期比18.9%増の1兆4535億円、純利益は67.5%増の2026億円となりました。同時に通期の純利益予想を従来の6230億円から7550億円へと大幅に上方修正しています(前期実績比52%増の水準、日本経済新聞の報道による)。これを受けて8月10日の東京市場でリクルートHD株は買い気配で始まり、一時ストップ高となる場面もありました。終値は前週末比+22.8%の16,165円まで買われています(みんかぶの報道による)。

リクルートHDの好業績の中身と投資家目線のポイント

上方修正の背景は2つあります。ひとつはIndeedを中心とするHRテクノロジー事業が想定以上に伸びたこと。もうひとつは、想定為替レートを1ドル=154円から159円へ円安方向に見直したことです。

良い点として挙げられるのは、国内の人材紹介・求人広告事業に加えて、Indeedという世界最大級の求人検索プラットフォームを持つことで、米国をはじめとする海外の雇用市場の回復局面を業績に取り込みやすい事業構造になっている点だと思います。

一方で留意しておきたいのは、今回のストップ高が「好決算」と「円安方向への為替前提の見直し」という2つの材料が重なった結果だということです。短期的には材料出尽くし感から利益確定売りが出やすい局面でもありますし、今後円高に振れれば逆に業績のブレ要因になり得ます。上方修正した通期予想に対して、次の四半期決算でどこまで進捗率が積み上がるかは引き続きチェックしておきたいポイントです。

米国株はイーライリリー(LLY)!GLP-1薬が牽引し株価は最高値圏

イーライリリーは、糖尿病治療薬・肥満症治療薬で知られる米国の大手製薬会社です。GLP-1(グルカゴン様ペプチド1、食欲抑制や血糖コントロールに関わるホルモン)を活用した薬剤「マンジャロ」「ゼップバウンド」が主力製品として急成長しています。

8月5日発表の2026年4〜6月期決算では、売上高が前年同期比48%増の230億ドル、調整後EPS(1株あたり利益)は8.38ドルと、市場予想の6.01ドルを大きく上回りました(CNBC、同社の決算資料による)。マンジャロの売上は91%増の99億ドル、ゼップバウンドは49.3億ドルで、2剤合計で149億ドルに達しています。会社側は2026年12月期通期の売上高見通しを、従来の820億〜850億ドルから850億〜870億ドルへ上方修正しました。決算を受けて株価は前日比+4%上昇し、直近では1,230ドル前後と52週高値(1,249.45ドル)に迫る水準で推移しています。

イーライリリーの決算内容と投資家目線のポイント

良い点は、肥満症治療薬市場が世界的に拡大を続けており、供給体制の増強も進んでいることから、当面は高い成長率を維持しやすい環境にあることです。売上・利益とも市場予想を大きく上回る「クリーンな決算」だった点も好感された理由だと思います。

留意したいのは、株価がすでに52週高値圏にあり、成長期待の多くがすでに株価に織り込まれている可能性があることです。また、競合他社によるGLP-1薬の開発競争や、米国での薬価引き下げ圧力といった政策リスクも、今後の株価を左右する要因として意識しておきたいところです。

決算発表後の株価反応を比較すると

決算発表を受けた株価の反応幅(%)を比べてみると、両社の値動きの違いがよく分かります。リクルートHDは前週末比+22.8%とストップ高水準まで買われたのに対し、イーライリリーは決算翌日+4%の上昇にとどまりました。この違いから読み取れるのは、リクルートHDのように「大幅な上方修正」と「想定為替の見直し」という2つの材料が重なると値動きが非常に大きくなりやすい一方、イーライリリーのようにすでに時価総額が大きく高値圏にある銘柄は、好決算でも株価の反応が相対的に穏やかになりやすいという傾向です。

今後の見通しで注目したいポイント

今後については、①リクルートHDは上方修正した通期予想に対して次の四半期決算でどこまで進捗率が積み上がるか、②イーライリリーは競合のGLP-1薬の治験データや薬価交渉の行方、③両社とも為替(円安・ドル高基調が続くかどうか)が業績・株価の振れ要因になり得る、という3点を引き続きチェックしていきたいと思います。

決算を機に株価が大きく動いた銘柄は、材料が出尽くした後の値動きも含めて注目していきたいところです。資産運用の最新状況は総資産公開まとめでも公開していますので、よければあわせてご覧ください。今週も気になる銘柄があれば、また来週まとめてご紹介します。それでは、また!

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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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