どうも、ひろきちです。今日は2026年8月10日(月)の日本株式市場を振り返ります。週明けの東京市場は、前週末までの軟調な流れから一転、日経平均もTOPIXもしっかり上昇する1日になりました。何がきっかけだったのか、ひろきちの視点で整理していきます。
日経平均は3営業日ぶり反発、一時67,000円台に
8/10の日経平均株価は、前週末比1,363円51銭高(+2.08%)の66,970円22銭で取引を終えました。8/6・8/7と2日続けて下落していたので、3営業日ぶりの反発です。取引時間中には節目の67,000円台に乗せる場面もありましたが、そこで上げ一服。心理的な節目に達したところで様子見姿勢が強まりました。8/5は66,300円、8/6は65,683円、8/7は65,606円と調整が続いていたので、8/10の1日でその下げ分をほぼ取り戻した形です。
チャート面では25日移動平均線を上に突破し、短期的なトレンドも上向きに転換しました。ただし後述の通り、この上昇はほぼ米国要因によるもので、東京市場が自律的に強さを見せたとは言いにくい面があります。
TOPIXは5日続伸で最高値圏に接近
TOPIX(東証株価指数)は5営業日続伸し、終値は前週末比25.68ポイント高(+0.63%)の4,100.61でした。日経平均ほどの上げ幅ではありませんが、着実に高値圏を維持している格好です。
上昇のきっかけは米雇用統計の大幅な下振れ
今回の上昇の直接のきっかけは、前週末8/7(金)に発表された米国の7月雇用統計です。非農業部門雇用者数は前月比2.3万人減となり、市場予想(8.0万〜8.3万人増)を大きく下回りました。しかも5月分・6月分も大幅に下方修正されています(5月:12.9万人増→6.3万人増、6月:5.7万人増→2.0万人増)。
雇用の弱さを受けて、9月のFOMC(米連邦公開市場委員会。金融政策を決める会合)での利上げ確率はFedWatchで55%から44%まで低下しました。米2年債利回りは4.23%から4.15%に下がり、ドル円も158円41銭から156円68銭までドル安・円高方向に振れています。
米景気の減速懸念が強まる一方で「早期の利上げは見送られるのでは」との期待が優勢になり、前週末の米国株はダウ平均が反発、ナスダック総合指数は1%を超える上昇で3日ぶりに反発しました。S&P500指数に至っては、雇用統計が弱かったにもかかわらず最高値を更新しています。
東京市場もAI・半導体株中心に買い優勢、ただしお盆で商いは薄め
前週末の米国でハイテク株、とりわけ半導体株が買われたことを受け、8/10の東京市場もAI・半導体関連を中心に買いが先行してスタートしました。日経平均の上昇率が他の主要指数と比べても目立つ結果になったのは、この流れを色濃く反映しています。
一方で、東京市場は山の日(8/11)を挟んでお盆休みに入る閑散期です。夏休みで市場参加者がやや減っていることに加え、翌日が休場のためポジションを積み増す動きも限られ、後場は動意に乏しい展開でした。
今後の見通し:外部要因頼みの上昇に注意
ひろきちが今後注目したいポイントは次の3つです。
(1) 9月FOMCまでの経済指標:雇用統計の弱さが一時的なものか、米景気減速の本格的なサインなのかは、今後発表されるCPI(消費者物価指数)や小売売上高などで見極める必要があります。
(2) 為替の動き:ドル安・円高方向への振れが続くと、輸出関連株の重荷になりやすい点は要チェックです。
(3) 自律性の乏しさ:市場関係者からは「外部要因にほとんど動かされているため、自律的な強さで転換したとはいえない弱さがある」との指摘も出ています。米国発のニュース次第で、上下どちらにも振れやすい地合いが続きそうです。
米国株が長期的に底堅い理由については、以前まとめた株式市場これから30年以上 米国安泰の理由もあわせてご覧ください。日経平均がバブル後の最高値を更新した時の振り返りはこちらの記事にまとめています。
お盆休みで商いが薄くなる時期は、値動きが実態以上に大きく見えることもあります。一喜一憂せず、腰を据えて相場を見ていきたいと思います。次回もお楽しみに!
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
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