どうも、ひろきちです。
最近「格差社会」という言葉を、ニュースやSNSでよく見かけませんか?年収の差だけでなく、実は同じ収入でも「貯金だけの人」と「投資をする人」で資産に大きな差がついているのをご存知でしょうか。
今回は、毎月同じ金額を積み立てた場合に「貯金だけの人」と「投資をする人」で10年後にどれくらいの資産差が生まれるのか、実際の数字でシミュレーションしながら徹底比較していきます。これから資産形成を考えている方の参考になればうれしいです。
目次
- 格差社会と言われる理由|広がる家計の金融資産の差
- 貯金だけの人の10年後をシミュレーション
- 投資をする人の10年後をシミュレーション
- 【比較】10年後の資産差はいくらになる?
- なぜここまで差がつくのか?複利の効果を解説
- これから投資を始めるには?新NISAを活用しよう
- 今後の見通しと注意点
格差社会と言われる理由|広がる家計の金融資産の差
日銀の資金循環統計によると、2025年9月時点で個人が保有する金融資産(現金・預金・株式・投資信託などの合計)は2,286兆円と過去最高を更新しました。その一方で、資産に占める現金・預金の割合は初めて50%を割り込み、株式や投資信託にお金を振り向ける人が増えています。
つまり「貯金だけで資産を増やそうとする人」と「投資で資産を増やそうとする人」の二極化が、じわじわと進んでいるということです。1年や2年ではあまり実感できない差ですが、10年という時間軸で見ると、決して無視できない金額になってきます。次の章から、具体的な数字でシミュレーションしていきましょう。
貯金だけの人の10年後をシミュレーション
まずは「貯金だけ」でコツコツ資産を増やそうとした場合を見てみましょう。2026年8月からメガバンク各行は普通預金金利を年0.4%に引き上げ、定期預金の金利も2026年2月時点で0.336%程度まで上昇しています。数年前と比べると金利は上がっていますが、それでも他の運用方法と比べるとかなり低い水準です。
今回は定期預金の平均的な水準に近い「年利0.3%」で試算します。条件は「毎月3万円を10年間、複利で積み立てる」というシンプルなものです。
毎月3万円×12ヶ月×10年=元本360万円。これを年利0.3%で運用しても、10年後の資産は約365万円にしかなりません。増えた分はわずか5万円ほどです。「貯金だけ」だと、ほぼ元本のまま10年が過ぎていくイメージですね。
投資をする人の10年後をシミュレーション
次に「投資」をした場合を見てみましょう。新NISA(新しい少額投資非課税制度。年間360万円まで、運用益が非課税になる制度)を使ってインデックス投資(日経平均やS&P500など、株価指数に連動する値動きを目指す投資信託を買う投資法)を行うケースを想定します。
想定利回りは2パターンで計算しました。ひとつは「オルカン」(eMAXIS Slim 全世界株式など、全世界株式インデックスファンドの通称)の長期実績に近い年利5%、もうひとつはS&P500(米国の代表的な株価指数)の過去実績に近い年利7%です。
同じ「毎月3万円を10年間」という条件で計算すると、年利5%なら資産は約466万円に、年利7%なら約519万円にまで増える計算です。もちろん将来のリターンを保証するものではありませんが、貯金だけの場合との差は一目瞭然だと思います。

【比較】10年後の資産差はいくらになる?
ここまでの結果を表にまとめてみました。
| 運用方法 | 想定年利 | 10年後の資産 | 元本との差 |
|---|---|---|---|
| 貯金だけ | 0.3% | 約365万円 | +約5万円 |
| 投資(オルカン想定) | 5% | 約466万円 | +約106万円 |
| 投資(S&P500想定) | 7% | 約519万円 | +約159万円 |
元本は同じ360万円なのに、10年後には貯金だけの人と投資をする人で「約100万円〜154万円」もの差がついてしまう計算です。これが冒頭でお話しした「格差社会」の正体のひとつだと、ひろきちは感じています。

なぜここまで差がつくのか?複利の効果を解説
この差を生んでいる最大の要因は「複利」(利益が利益を生み、雪だるま式に資産が増えていく仕組み)です。銀行預金の金利は低いため複利の効果もごくわずかですが、年利5〜7%で運用できると、運用期間が長くなるほど複利の効果が加速していきます。
実際、今回のシミュレーションでも20年間続けた場合は差がさらに広がり、貯金だけなら約742万円なのに対し、投資(年利5%想定)なら約1,233万円と、差は約500万円にまで拡大します。「時間を味方につける」というのが、投資の一番のポイントだとひろきちは思います。
これから投資を始めるには?新NISAを活用しよう
「投資は難しそう」「なんとなく怖い」と感じる方も多いと思いますが、2024年から始まった新NISAは、投資初心者にとって心強い制度です。つみたて投資枠(年間120万円まで)と成長投資枠(年間240万円まで)があり、運用で得た利益に税金がかからないのが最大のメリットです。
いきなり大きな金額を投資する必要はありません。今回のシミュレーションのように、毎月3万円、あるいは1万円からでも、コツコツ積み立てるだけで十分に効果があります。証券口座を開設し、全世界株式や米国株のインデックスファンドを毎月自動で積み立てる設定にしておけば、あとはほったらかしでも資産形成が進んでいきます。
今後の見通しと注意点
最後に、投資を始める前に押さえておきたいポイントを3つ挙げておきます。
①投資には元本保証がなく、短期的には資産が減ることもあります。今回のシミュレーションはあくまで「想定利回り」に基づく試算です。
②「長期・積立・分散」が基本です。一度にまとまったお金を投じるのではなく、時間を分けて少しずつ買うことで、値動きのリスクを抑えられます。
③無理のない金額で始めることが大切です。生活防衛資金(急な出費に備える貯金)はしっかり確保したうえで、余裕資金で投資を行いましょう。
「格差」と聞くとネガティブに感じるかもしれませんが、裏を返せば「知っているかどうか」「早く始めるかどうか」で誰でも差を縮められるということでもあります。この記事が、資産形成を考えるきっかけになればうれしいです。引き続き、無理せずコツコツと。次回もお楽しみに!
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。



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