【米国株まとめ】9月25日はNYダウが478ドル高!原油安と利回り一服で3週間ぶりの反発

投資のいろは

どうも、ひろきちです。

9月25日(金)の米国株式市場は3指数そろって上昇し、NYダウは478ドル高と大きく反発しました。原油価格の下落と、じわじわ上がり続けていた米国債利回りの上昇が一服したことが好感された形です。今回はその中身と、話題になった銘柄をひろきち目線で振り返ります。

3指数そろって反発、NYダウは478ドル高

まずは指数の動きから見ていきます。

指数終値前日比騰落率
NYダウ51,828.62+478.64+0.93%
S&P5007,743.41+39.28+0.51%
ナスダック総合27,068.72+129.34+0.48%

NYダウは9月24日まで3営業日続落するなど軟調な展開が続いていましたが、これでようやく反発。週間では NYダウが+0.3%、S&P500が+1.2%、ナスダック総合が+2.1%と、3指数とも週間ベースでプラスで終えています(出典:AP通信「How major US stock indexes fared Friday 9/25/2026」)。ダウが直近3週間で初めて週間プラスに転じたというのも、投資家心理が少し落ち着いてきたサインだとひろきちは見ています。

相場を動かした材料は「原油安」と「利回り一服」

今回の反発の一番の立役者は、原油価格の下落です。WTI原油は前日比2.33%下落して1バレル92.41ドルに、ブレント原油も100ドルを下回りました(出典:Yahoo Finance)。中東情勢の緊張緩和への期待が背景にあり、エネルギーコストの高止まりへの警戒感が和らいだことで、株式市場全体に安心感が広がりました。

もう一つの材料は米長期金利です。米10年債利回りはこの週、2007年以来という約20年ぶりの高水準となる5.2%前後まで上昇していました(複数の報道で5.18〜5.22%)。9月のサービス業PMI(購買担当者景気指数、企業の景況感を示す指標)が58.7と約5年ぶりの高さを記録するなど経済指標が強く、FRB(米連邦準備制度理事会)関係者からもタカ派的な発言が相次いだことが利回り上昇の背景でした。この日は利回りの上昇ペースが一服したことで、株式にとっては追い風になりました。ただしミシガン大学の消費者信頼感指数の確報値が市場予想を上回ると、利回りが一時的に上向いて株価の重しになる場面もあり、一本調子の上昇ではなかった点はひろきちとしても気になるところです。

話題になった銘柄をチェック

指数だけでなく、個別銘柄の値動きにもこの日ならではの物語がありました。特に値動きが目立った4社を見ていきます。

メタ(META):AI相場の反動で3.14%安

メタ・プラットフォームズ(META)は3.14%下落しました。直近の「Muse」というAI(人工知能)新機能の発表を受けて株価は週間で16%近く上昇していましたが、この日は利益確定売りが優勢に。同社が開催した年次イベント「Meta Connect」でスマートグラスやVR機器の新製品を発表した一方、データセンターや専用半導体への巨額投資が今後のフリーキャッシュフロー(自由に使える手元資金)を圧迫するのではという懸念も広がりました。加えてザッカーバーグCEOによる自社株売却も報じられており、テクニカル指標(RSI、株価の買われすぎ・売られすぎを測る指標)でも過熱感が出ていたところに、複数の悪材料が重なった格好です。「良いニュースの後の利益確定」という、値動きとしては分かりやすいパターンだったとひろきちは感じています。

アカマイ(AKAM):AI企業との大型契約で8.78%高

アカマイ・テクノロジーズ(AKAM)は8.78%高と大きく買われました。AI開発企業アンソロピック(Anthropic)と70億ドル超の大型クラウドサービス契約を結んだと発表したことが好感された形です。もともとCDN(コンテンツ配信ネットワーク)事業が主力でしたが、クラウド・セキュリティ事業への転換を進めており、AIインフラ需要の波に乗った大型契約は今後数年の収益の見通しを大きく引き上げる材料になります。

データドッグ(DDOG):決算発表を控えた先回り買いで7.28%高

データドッグ(DDOG)も7.28%高と大きく上昇しました。こちらは決算発表を控えた期待先行の買いが入った形です。明確な新規材料が出たわけではなく、「発表前に良い数字が出るのでは」という思惑買いだったとみられ、実際の決算内容次第では反動が出る可能性もある点は留意しておきたいところです。

Zスケーラー(ZS):経営陣交代で8.64%安

一方、Zスケーラー(ZS)は8.64%安と大きく売られました。最高収益責任者(CRO、営業や収益戦略を統括する役員)の交代が明らかになったことが嫌気されています。成長株の場合、業績そのものより「営業体制が変わることで成長ペースが鈍るのでは」という不安が株価に直結しやすく、今回もその典型例といえそうです。

セクター別の動き、テクノロジーが牽引

セクター別(業種別)に見ると、この日はS&P500の11業種のうち3業種が上昇、8業種が下落する「まだら模様」の相場でした。

上昇率トップはテクノロジーセクター(+0.83%)で、AIへの期待が引き続き相場を支えました。次いでインダストリアル(工業、+0.45%)も堅調でした。一方で下落率トップはコミュニケーションサービス(-1.04%)で、これは先述のメタの下落が大きく影響しています。エネルギー(-0.93%)は原油安の直撃を受け、不動産(-0.41%)も高い金利水準を嫌気する形で軟調でした。VOO(バンガードS&P500 ETF)やQQQ(インベスコQQQ、ナスダック100連動ETF)など、日本の個人投資家にも人気の高いETFも指数と同じ方向に動いており、それぞれ0.5%前後の上昇になったとみられます。

今日の日本株・注目点

米国市場が反発して終えたことを受けて、今日の日本株は次の3点に注目したいところです。

①米国株が3指数そろって上昇し、週間でもプラス圏で終えたことは、東京市場の寄り付きにとって支援材料になりそうです。

②一方で米長期金利が2007年以来の高水準にあることは変わらず、金利敏感株(不動産・グロース株など)には引き続き逆風が残ります。日本の長期金利や日銀の動向とあわせてチェックしておきたいところです。

③個別では、メタの下落を受けてAI関連の値がさ株には短期的な利益確定売りが波及する可能性もあります。一方でアカマイのようなAIインフラ関連企業への資金流入が続くようであれば、日本のデータセンター・半導体関連銘柄にも物色が向かう展開も考えられます。

今日も無理せずコツコツいきましょう。いってらっしゃい!

English version is here → https://hirokichiiii.com/投資のいろは/us-market-2026-09-25-en/

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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