【日経平均まとめ】9月11日は1,259円安の64,011円!原油急騰と米金利上昇が重荷に

投資のいろは

どうも、ひろきちです。

2026年9月11日の東京株式市場は、日経平均株価が前日比1,259円61銭安の64,011円34銭(同-1.93%)と大幅反落して取引を終えました。
中東情勢の緊迫化を背景にした原油価格の急騰と、米長期金利の上昇という「ダブルパンチ」で、東証プライム市場の8割超の銘柄が値下がりする、ほぼ全面安の1日になりました。
今日は何が起きて、なぜここまで大きく下げたのか、話題になった銘柄の動きとあわせて振り返ります。

今日の指数の動き

まずは主要指数の終値からです。

指数終値前日比騰落率
日経平均株価64,011.34円-1,259.61円-1.93%
TOPIX4,028.30pt-26.28pt-0.65%
グロース250確認中確認中確認中
ドル円154円30銭前後(円安傾向)

※グロース250指数とドル円の正確な16時時点の値は、執筆時点(16時台)ではデータの反映が間に合わず未確定でした。判明次第、差し替えます。

この表を見ると分かる通り、日経平均は前引け時点で一時2,000円を超える下げ幅を記録する場面もあり、終値でも1.93%安と、値下がりが市場全体に広がった1日でした。TOPIXも0.65%安と、日経平均ほどではないものの下落しています。日経平均の下げ幅がTOPIXより大きいのは、後述するように値がさの半導体関連株が集中的に売られたためです。

なぜ動いた?相場を動かした材料

今日の下げを引き起こした材料は、大きく3つに整理できます。

①原油価格の急騰です。10日のNY原油先物(WTI)は前日比6.43ドル高の1バレル=102.48ドルと8営業日続伸し、日本時間11日早朝には一時104ドル台まで上昇する場面もありました。背景には、トランプ米大統領が9日、イランとの戦闘終結は11月の米中間選挙後になるとの見通しを示したことに加え、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海に面する港湾都市モカを制圧したと伝わったことがあります。原油の主要な輸送ルートであるホルムズ海峡に加えて紅海でも供給が滞るとの懸念が強まり、資源を輸入に頼る日本経済にとっては逆風です。原油高メリット銘柄には買いが入る一方、コスト増を懸念した売りが広範囲に広がりました。

②米長期金利の上昇です。10日の米債券市場では、長期金利の指標となる10年物国債利回りが上昇し、4.9%台と2023年10月以来の高水準を付けました。金利が上がると、将来の利益を今の価値に換算する際の割引率が上がるため、特にPER(株価収益率)の高いハイテク・半導体株は株価の割高感が意識されやすくなります。

③前日の米国株安です。10日のNYダウは前日比316.56ドル安の52,064.10ドル(-0.6%)、ナスダック総合は171.62ポイント安の26,081.73(-0.7%)とそろって下落しました。米半導体株の値動きを示すSOX指数も317.15ポイント安の11,614.17と大幅安となり、この流れが11日の東京市場にも波及した形です。

今日話題になった銘柄と、その理由

値がさの半導体関連株を中心に、日経平均を大きく押し下げる銘柄が目立ちました。

銘柄(コード)終値騰落率注目された理由
アドバンテスト(6857)確認中確認中日経平均の押し下げ寄与トップ(1銘柄で約618円分)
ソフトバンクグループ(9984)確認中確認中押し下げ寄与2位級(約306円分)
東京エレクトロン(8035)確認中確認中押し下げ寄与3位級(約232円分)
キオクシアホールディングス(285A)確認中約-7%(15:34時点)半導体メモリー大手として金利上昇の影響を直接受けた
INPEX(1605)確認中確認中原油高の恩恵株として買いが入った

※個別銘柄の終値・騰落率は、執筆時点(16時台)でデータ会社の反映が間に合わず、複数のソースで確認できたものに限って掲載しています。確認できなかった数値は「確認中」としており、推測では埋めていません。

アドバンテスト(6857)・東京エレクトロン(8035)・ソフトバンクグループ(9984)

この3銘柄は、日経平均の押し下げ寄与度ランキングで上位を独占しました。いずれも日経平均採用銘柄の中でも株価水準が高く指数への影響力が大きい「値がさ株」で、半導体製造装置やAI関連事業を手がけています。前述の通り、前日の米国市場で半導体株指数SOXが大幅安となったこと、そして米長期金利の上昇でハイテク株の割高感が意識されたことが重なり、朝から売りが先行しました。なぜこの3銘柄だけでこれほど下げ幅が大きくなったかというと、日経平均は株価が高い銘柄ほど指数への影響が大きくなる「株価加重平均型」の指数だからです。同じ1%の下落でも、株価水準の高いこれらの銘柄が動くと指数全体への影響が大きくなります。

キオクシアホールディングス(285A)

半導体メモリー大手のキオクシアは、15時34分時点で前日比約7%安まで売られていました。メモリー半導体は市況の変動が業績に直結しやすく、金利上昇局面では特に狙い撃ちされやすい銘柄です。直近まで堅調な決算を背景に買われてきた分、利益確定の売りも出やすかったと考えられます。

INPEX(1605)

一方で、原油高の恩恵を受ける資源株には買いが入りました。INPEXは中東情勢の緊迫化でWTI原油先物が続伸したことを受けて堅調に推移したと報じられており、石油資源開発(1662)など同業他社にも同様の買いが見られました。原油高が「逆風」となる銘柄と「追い風」となる銘柄がはっきり分かれた1日だったといえます。

個人投資家としてどう見るか

積立投資をしている方にとっては、今日のような1日単位の大きな値動きに一喜一憂する必要はありません。むしろ、値下がりした日は同じ金額でより多くの口数を買える「ナンピン効果」が働くタイミングでもあります。長期の積立を淡々と続けている方は、いつも通りのペースを崩さないことが大切です。

一方、短期で個別株を売買している方にとっては、今日のように原油・金利という2つの材料が同時に効いた日は、値がさ株を中心にボラティリティ(価格変動の大きさ)が普段より高くなりやすい局面です。無理に押し目を狙いにいくより、材料が一巡するのを待つ判断も選択肢の一つだと、ひろきちは考えています。

明日以降の注目ポイント

翌営業日以降に注目したいポイントを3つ挙げます。

①原油価格の動向です。中東情勢が一段と緊迫化すれば、原油高がさらに進み、資源輸入国である日本株への逆風が続く可能性があります。逆に情勢が落ち着けば、急落した反動で戻りを試す展開も考えられます。

②米国の物価指標です。8月の米消費者物価指数(CPI)の発表が控えており、内容次第で米長期金利の動きがさらに変わる可能性があります。

③9月限の株価指数先物・オプションの特別清算値(SQ)算出です。SQ週は需給要因で相場が振れやすくなる傾向があるため、値動きがいつも以上に大きくなる場面には注意しておきたいところです。

引き続き、無理せずコツコツと。明日もよろしくお願いします!

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

English version is here → https://hirokichiiii.com/投資のいろは/nikkei-daily-2026-09-11-en/

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