【日経平均まとめ】2026年9月7日は1,378円高の66,399円!半導体祭りで4日ぶり6万6000円台

投資のいろは

どうも、ひろきちです。

9月7日の東京株式市場は、日経平均株価が前営業日比1,378円90銭高の66,399円84銭と大幅続伸し、4営業日ぶりに6万6000円台を回復しました。主役は半導体関連株。米マイクロン・テクノロジーが先端メモリーの増産に動くとの報道をきっかけに、AI(人工知能)向け半導体への期待が一気に高まりました。金曜日に発表された米雇用統計は市場予想を大幅に上回る強さで、本来なら株式市場には逆風のはずなのですが、この日の投資家は「雇用統計よりマイクロン」を選んだ格好です。今日は指数の動きと、値動きの大きかった銘柄を中心に振り返ります。

今日の指数の動き

まずは主要指数の終値からです。

指数終値前日比騰落率
日経平均株価66,399.84円+1,378.90円+2.12%
TOPIX4,125.80+22.57+0.55%
グロース250791.61-5.21-0.65%
ドル円155.89円-0.41円(やや円高)

(出典:日本経済新聞マーケットデータ、2026年9月7日15:30大引け時点)

この表を見ると分かる通り、日経平均とTOPIXはしっかり上昇した一方で、グロース250はマイナス。値がさの半導体株が指数を押し上げる一方、新興・中小型のグロース株からは資金が抜けていったことがうかがえます。日経平均に採用されている半導体関連銘柄の値動きを示す「日経半導体株指数」は前日比+5.33%と、他の指数と比べても突出した上昇でした。

なお、9月7日はアメリカがレーバーデーの祝日で株式市場が休場だったため、直前の米国市場は9月4日(金)の終値が参考値になります。NYダウは271.86ドル安の53,414.25ドル(-0.51%)、S&P500種株価指数は29.11ポイント安の7,718.60(-0.38%)、ナスダック総合指数は77.07ポイント安の26,506.99(-0.28%)と、いずれも小幅に下落して週を終えていました(出典:日本経済新聞、財経新聞、Bloomberg)。

直近5営業日を振り返ると、9月2日にイラン軍事衝突による原油高・金利上昇で1,889円安と急落したあと3日続落し、4日・7日と2営業日連続で切り返してきた「V字型」の展開になっています。

なぜ動いた?相場を動かした材料

今日の上げ相場を理解するカギは、大きく2つあります。

①米マイクロン・テクノロジーの増産報道 半導体メモリー大手の米マイクロンが、AI向けの需要拡大を見込んで先端メモリーの生産能力を増やす方針だと伝わりました。AI関連市場の拡大期待が改めて強まり、東京市場でも半導体関連株に買いが集中しました。

②米雇用統計の「悪材料出尽くし」的な受け止め 金曜日に発表された8月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比16万2000人増と、市場予想(5万3000人増)を3倍以上も上回りました。通常であれば、雇用の強さはFRB(米連邦準備制度理事会)の9月利上げ観測を強め、株式市場には売り材料になりやすい数字です。実際、金曜日のNYダウやS&P500はこの数字を受けて小幅安で終えています。ただし週明けの東京市場では、この雇用統計よりもマイクロンの増産報道の方がインパクトが大きく、「投資家は雇用統計よりマイクロン」(日本経済新聞の見出しより)という状況になりました。

こうした需給の背景として、グロース250指数が反落する一方でプライム市場の売買代金が膨らんだ点も見逃せません。新興株から値がさの半導体・AI関連株へ、資金がシフトした一日だったと言えそうです。

今日話題になった銘柄と、その理由

値上がり率ランキング上位は、半導体関連とAI関連で占められました。

銘柄(コード)終値騰落率注目された理由
ソフトバンクグループ(9984)6,217円+11.22%AI投資先OpenAI関連の思惑買い
サムコ(6387)9,140円+9.86%半導体製造装置、マイクロン増産の思惑
キオクシアHD(285A)59,530円+9.31%NANDフラッシュメモリー、マイクロン報道の直接的恩恵
MARUWA(5344)58,470円+9.27%半導体向けセラミック部品の需要拡大期待
イビデン(4062)22,200円+8.42%ICパッケージ基板大手、半導体パッケージ需要増

(出典:日本経済新聞マーケットデータ、9月7日大引け値)

この5社を見ると、上位がすべて半導体サプライチェーン関連で占められていることがよく分かります。今日の物色は「AI・半導体」という一本足打法だったと言えそうです。それぞれ理由を見ていきます。

まずソフトバンクグループ(9984)。終値は6,217円で前日比11.22%高と、値上がり率トップでした。同社が大株主として出資するOpenAIについて、IPO(新規株式公開)に向けた準備が進んでいるとの観測報道が複数出ていることに加え、9月6日(日)にはOpenAIのアルトマンCEOが「誰もが自分専用のロボットを持つべきだ」と人型ロボット開発への意欲を語ったと報じられました。ソフトバンクグループはAI関連投資の代表銘柄として、こうしたニュースのたびに株価が敏感に反応する傾向があります。ここまで一気に上がった背景には、直近まで株価が伸び悩んでいた分の値ごろ感や、信用買いの踏み上げも入っていたとみられます(明確な需給データは確認できていないため、あくまで市場の見方として捉えてください)。

次にキオクシアホールディングス(285A)。終値は59,530円で+9.31%。NAND型フラッシュメモリーで世界シェア3位のメーカーです。マイクロンが先端メモリーの増産方針を示したというニュースは、一見するとキオクシアにとって競合の供給拡大=価格下落要因にも見えます。ただ市場では、これをメモリー市況全体の拡大観測、つまり「パイが大きくなる」ニュースと受け止める投資家が多く、業界最大手級のキオクシアにも資金が向かいました。

そしてサムコ(6387)MARUWA(5344)イビデン(4062)の3社は、いずれも半導体を作る側・支える側の企業です。サムコは化合物半導体向けの製造装置メーカー、MARUWAは半導体パッケージ向けセラミック部品を手がける中堅、イビデンはICパッケージ基板のトップメーカー。マイクロンの増産観測は、装置や部材を供給するこれらの企業にとって「発注が増えるかもしれない」という直接的な期待材料になり、軒並み8〜10%近い上昇となりました。

一方で、値下がり率上位にはSansan(4443)が-8.44%、ラクス(3923)が-7.45%、マネーフォワード(3994)が-7.29%、SHIFT(3697)が-5.91%と、SaaS・グロース株が並びました。半導体・AI関連という一つのテーマに資金が集中した裏側で、株式市場全体としては資金の出し手が必要になり、これまで買われていたグロース株が売られる「資金シフト」が起きた形です。新興株市場を代表するグロース250指数がマイナスで終えたのも、この流れを裏付けています。

個人投資家としてどう見るか

積立投資でインデックスファンドを保有している方にとっては、今日のような「一部のテーマ株だけが大きく動く日」は、基準価額への影響はそれほど大きくありません。日経平均は上がりましたが、TOPIXの上昇幅は+0.55%とやや控えめだったことからも、市場全体としては値がさ株中心の物色だったことが分かります。淡々と積立を続けるスタンスで問題ないと、ひろきちは考えています。

一方、個別株で半導体関連やグロース株を保有している方にとっては、値動きの荒さが目立った一日だったと思います。マイクロンの増産報道のように、海外の一つのニュースで国内の関連銘柄が軒並み9〜10%動くことは珍しくありません。短期で追いかけて飛び乗ると高値づかみになりやすいので、材料が出た当日に慌てて売買するより、翌日以降の値動きも含めて落ち着いて判断することをおすすめします。

明日以降の注目ポイント

①米国市場の反応 レーバーデーで休場だった米国市場が9月8日(火)から再開します。マイクロンの増産報道や今日の東京市場の動きを受けて、米国の半導体株がどう反応するかが焦点です。

②9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)に向けた思惑 8月の雇用統計を受けて利上げ観測が強まっている中、今後発表される経済指標次第では、金利を巡る思惑が再び相場の重荷になる可能性があります。

③グロース株の資金シフトが続くか 今日はAI・半導体に資金が集中しましたが、この流れが一時的なものか、しばらく続くのかは要注目です。グロース250指数の動きを引き続きチェックしていきたいと思います。

引き続き、無理せずコツコツと。明日もよろしくお願いします!

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

前営業日(9月4日)のまとめはこちら→【日経平均まとめ】2026年9月4日は806円高の65,020円!ソフトバンクGが11%高、AI関連の買い戻しで5日ぶり反発

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