どうも、ひろきちです。
今日は日米協調為替介入のニュースで市場が大きく揺れた一日でした。日経平均は一時1,600円を超える下落を見せたものの、終値では607円安の63,754円まで下げ幅を縮めています。ドル円は155円台まで急伸する場面もありました。今夜は米国のISM製造業景気指数や決算発表が相場のカギを握りそうです。
日経平均は一時1,600円超安から急速に切り返し、終値607円安の63,754円
3日の東京株式市場は、日米両政府が為替介入に動いたことを受けて大荒れの展開となりました。前週末の終値6万4,362円02銭に対し、寄り付きから527円07銭安の6万3,834円95銭でスタート。午前9時51分には一時1,534円20銭安の6万2,827円82銭まで下げ、前引け(午前の取引終了時点)では1,121円51銭安(-1.74%)の6万3,240円51銭と大幅反落しました。
ただ、午後に入ると下げ幅を徐々に縮小し、大引け(取引終了時点)では前週末比607円12銭安(-0.94%)の6万3,754円90銭で取引を終えました。3営業日ぶりの反落です(出典:日本経済新聞)。東証株価指数(TOPIX)も前引け時点で86.69ポイント安の3,916.61と大きく下げており、東証プライム市場では33業種中32業種が値下がりしました。
ひろきちは、朝方の下げ幅を考えると、後場にかけてかなり買い戻しが入った印象を持ちました。それだけ為替介入への警戒がいったん和らいだということかもしれません。
為替:日米協調介入でドル円が一時155円台まで急伸
今回の株安の主因は、為替市場での「協調介入」です。日米両政府はアメリカ東部時間7月31日(金)に、円買い・ドル売りの協調介入を実施していたことが2日に判明しました。協調介入は2011年の東日本大震災直後以来15年ぶり、円買い目的では28年ぶりとなります。3日には片山さつき財務相が正式な談話を発表しました。
この結果、ドル円相場は前週末の1ドル=160円20〜22銭から一時155円台前半まで急伸(円高が進行)。その後は156円台後半〜157円台で一進一退の展開となりました(出典:財経新聞、外為どっとコム)。円相場が7月下旬に1ドル=164円台まで進み、約40年ぶりの円安水準となっていたことへの対応とみられます。詳しい経緯は日米協調介入は15年ぶり!2011年の「真逆の介入」との違いと介入後の値動きを振り返るでも解説していますので、あわせてご覧ください。
円高は輸出企業の業績にはマイナス要因となるため、自動車や保険など輸出関連株を中心に売りが広がりました。介入の効果がどこまで続くか、今週は見極めの局面になりそうです。
注目されたセクター・銘柄
- 値下がり寄与上位:ファナック(決算内容が期待外れで急落)、アドバンテスト、京セラ
- 値上がり寄与上位:キオクシアホールディングス、ソフトバンクグループ、TDK
- トヨタ自動車やホンダなど輸出関連の自動車株、東京海上やMS&ADなど保険株にも売りが出ました(出典:株探ニュース、ウエルスアドバイザー)
決算内容ひとつで株価が大きく動くファナックの値動きを見ると、改めて個別企業の業績が相場のカギを握っていることを感じます。
今夜の米国株の見通し:ISM製造業景気指数とFRB高官のタカ派発言に注目
先週末(7月31日)のニューヨーク株式市場では、NYダウが前日比0.53%高の5万2,485.03ドル、S&P500が0.70%高の7,489.72、ナスダック総合が1.00%高と主要3指数がそろって上昇して取引を終えました。決算を発表したアマゾン・ドット・コムが14.01%急伸した一方、アップルは先行き見通しへの不安から9.42%急落するなど、ハイテク株の中でも明暗が分かれました。
今夜(8月3日)は、7月のISM製造業景気指数(Institute for Supply Management、米供給管理協会が発表する製造業の景況感を示す指数)と6月の建設支出の発表が予定されています。市場予想はISM製造業が54.0前後(前回53.3)と、節目の50を上回る水準が見込まれています。決算発表では寄り付き前にオン・セミコンダクターとタイソン・フーズ、引け後にはバーテックス・ファーマシューティカルズとクロロックスが控えています(出典:各社決算カレンダー)。
相場のもうひとつの注目点は、FRB(米連邦準備制度理事会)高官の発言です。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁、クリーブランド連銀のハマック総裁、ダラス連銀のローガン総裁の3人が、関税政策やAI関連のデータセンター投資を背景としたインフレ長期化への懸念から、利上げを含む金融引き締めの必要性に言及しています。今週は8月5日にISM非製造業景気指数、8月7日に雇用統計の発表も控えており、金融政策を巡る思惑が相場を左右しそうです。
今回の為替介入の余波が米国市場にどう波及するかも、ひろきちとしては注目したいポイントです。
まとめ
今日は為替介入という大きなニュースで日経平均が乱高下しましたが、終値ベースでは下げ幅を600円程度まで縮めました。円高は輸出企業にとって逆風ですが、行き過ぎた円安の是正という意味では長い目で見て悪い話ではないと、ひろきちは感じています。今夜のISM製造業景気指数や米企業決算、FRB高官の発言に注目しつつ、来週にかけての値動きを見守りたいと思います。
前回の記事:日経平均433円高の61,867円で3日ぶり反発!TOPIXは下落の「ねじれ相場」 今夜は米GDPとPCE、アップル・アマゾン決算に注目【2026/7/30】
English version is here → [Market Recap] Nikkei Sinks 607 Yen to 63,754 as Japan-US Currency Intervention Sends Yen Surging – Tonight’s Focus: ISM Manufacturing [2026/8/3]
※本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。投資は自己責任でお願いします。



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