【日経平均まとめ】2026年9月4日は806円高の65,020円!ソフトバンクGが11%高、AI関連の買い戻しで5日ぶり反発

投資のいろは

どうも、ひろきちです。

今日(2026年9月4日)の東京株式市場は、日経平均株価が前日比806円46銭高の65,020円94銭となり、5営業日ぶりに大幅反発しました。3日ぶりに終値ベースで65,000円台を回復しています。米国市場の大幅高を受けてハイテク・半導体関連に買いが入ったことが主因で、なかでもソフトバンクグループが1銘柄で日経平均を大きく押し上げました。一方で為替は円高方向に振れ、自動車など輸出関連株は終日軟調でした。今日は何が起きて、なぜそうなったのかを、話題になった銘柄も交えて振り返ります。

今日の指数の動き

まずは主要指数の終値をまとめます。

指数終値前日比騰落率
日経平均株価65,020.94円+806.46円+1.25%
TOPIX4,103.23+1.19+0.03%
グロース250指数796.82+20.73+2.67%
ドル円156.10円前後円高方向で推移(前日のNY市場終値は155円30銭)

この表から読み取れるのは、日経平均とグロース250はしっかり反発した一方、TOPIXはほぼ横ばいだったということです。値がさ株(1株の値段が高く指数への影響が大きい銘柄)であるソフトバンクグループの急騰が日経平均を強く押し上げた半面、東証プライム全体では値上がり788銘柄・値下がり712銘柄と、実は上昇銘柄と下落銘柄がほぼ拮抗していました。TOPIXは時価総額に応じて計算されるため指数全体の温度感により近く、日経平均ほどの派手さはなかった、というのが今日の実態です。売買代金は8兆3,282億円、出来高は22億1,033万株でした(出典:ウエルスアドバイザー配信記事)。

グロース250指数も+2.67%と5日ぶりに反発し、新興市場にも買いが戻ってきたことがうかがえます。

なぜ動いた?相場を動かした材料

今日の株高を理解するには、まず前日の米国市場を押さえておく必要があります。

①米国株の大幅高(現地9月3日):NYダウ工業株30種平均は前日比624ドル高の53,686.11円(+1.17%)と大きく上昇しました。連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事がタカ派姿勢(利上げに前向きな姿勢)を緩和させる発言をしたことで長期金利が低下し、これを好感してハイテク株や半導体・AI関連株に買い戻しが入りました。日本時間の今日の寄り付きから、この流れがそのまま東京市場に波及しています。

②アーム株の上昇を好感したソフトバンクグループ:現地9月3日に、ソフトバンクグループの子会社である半導体設計大手アーム(Arm)の株価が上昇しました。これを受けてソフトバンクグループに買いが集まり、日経平均を1銘柄だけで大きく押し上げる展開になりました(詳細は次章)。

③円高が重しになった輸出関連株:一方でドル円は156円10銭前後と、前日から円高方向に振れて推移しました。円高は輸出企業にとって海外での稼ぎが目減りする要因になるため、自動車株などの輸出関連銘柄は終日軟調な値動きとなりました。株高でも全面高にならなかった背景には、この為替の綱引きがあります。

④米雇用統計を控えた模様眺め:日経平均は後場一時967円97銭高の65,182円45銭まで上げ幅を広げる場面がありましたが、現地9月4日発表予定の米8月雇用統計を控えて、戻り待ちの売りに上値を抑えられました。伸び切らなかった理由はここにあります(出典:ウエルスアドバイザー配信記事)。

直近5営業日の値動きを振り返ると、8月31日の66,311円台から9月2日・3日にかけて64,200円台まで3日続落したあと、今日ようやく反発したことが分かります。下げ幅の半分ほどを1日で取り戻した格好です。

今日話題になった銘柄と、その理由

値動きが大きかった銘柄の中から、今日の相場を象徴する4社を取り上げます。

銘柄(コード)終値騰落率注目された理由
ソフトバンクグループ(9984)5,590円+11.8%子会社アーム株の上昇を好感
太陽誘電(6976)9,426円+6.4%AI関連の電子部品として電気機器株全体が堅調
キオクシアホールディングス(285A)54,460円+5.4%AI向けNAND新技術の説明会を好感
ティアフォー(593A)2,870円-19.6%(ストップ安)連日ストップ高の反動で利益確定売り

この表からは、AI・半導体関連が今日の主役だったことと、急騰していた銘柄には反動安も出たことが読み取れます。それぞれ詳しく見ていきます。

ソフトバンクグループ(9984):1銘柄で日経平均を押し上げた主役

終値は5,590円で前日比589円高、率にして+11.8%という大きな上昇でした。きっかけは、子会社である半導体設計大手アームの株価が現地9月3日に上昇したことです。ソフトバンクグループはアーム株を大量に保有しているため、アームの株価上昇がそのまま保有株評価益の拡大期待につながりやすい銘柄です。日経平均は225銘柄の株価を一定の方法で平均した指数で、株価の高い銘柄(値がさ株)の値動きが指数全体に大きく影響します。ソフトバンクグループはその代表格で、後場には一時967円97銭高の65,182円45銭まで日経平均を押し上げる場面もありました。なぜここまで上げ幅が大きくなったかというと、AI関連投資(データセンターやOpenAI関連の思惑)への期待がもともと市場にあり、そこにアーム株高という具体的な材料が重なったことで、買いが一気に集中したためと考えられます。

太陽誘電(6976):電子部品株への物色が波及

終値は9,426円で前日比569円高、+6.4%の上昇でした。今日は電気機器株(電子部品や電子機器を作るメーカーの業種)全体が堅調で、太陽誘電もその流れに乗りました。太陽誘電はコンデンサなどの電子部品メーカーで、スマートフォンやサーバー向けの需要に加えて、AI関連の設備投資拡大の恩恵を受けやすい銘柄として市場に意識されています。米国のハイテク株高を受けて、国内でも同業の値動きに連動しやすい銘柄に買いが波及した形です。

キオクシアホールディングス(285A):AI向け新技術への期待

終値は54,460円で前日比2,790円高、+5.4%の上昇でした。前日(9月3日)に半導体メモリーの技術説明会を開き、AI処理向けの新モジュール「CXLモジュール」を発表したことが好感されました。NAND型フラッシュメモリー(データを記録する半導体の一種)の性能を高め、従来DRAMが担っていた役割の一部を代替できる技術で、容量を2倍、性能を3割高められるとしています。背景には、AI投資の拡大でNAND型メモリーの価格が上昇し、販売単価が前四半期比で7割上昇するなど、キオクシアの業績自体が急回復していることもあります。技術面と業績面の両方から買い材料がそろったことが、5%を超える上昇につながったと言えそうです。

ティアフォー(593A):急騰の反動でストップ安

終値は2,870円で前日比700円安、-19.6%とストップ安(値幅制限の下限)まで売られました。自動運転技術を手がけるグロース市場銘柄で、8月28日ごろから連日ストップ高となるなど急ピッチな上昇が続いていました。今日は自動運転関連への物色が一巡し、それまでの急騰で利益を膨らませていた投資家の手じまい売り(利益確定の売り)が一気に集中したことが、ストップ安の理由です。短期間で株価が数倍になるような銘柄は、上げるときも下げるときも値動きが極端になりやすく、今日はその典型的な例だったと言えます。

個人投資家としてどう見るか

積立投資をしている方にとって、1日の800円の上げ下げはそれほど大きな意味を持ちません。今週は3日続落したあとの反発という展開でしたが、こうした短期の上下動は長期のインデックス積立ではむしろ「安く買えるタイミング」の一部でしかないと、ひろきちは考えています。

一方で短期売買をしている方にとっては、今日のようにAI・半導体関連に資金が集中し、かつ急騰銘柄には反動安が出るという値動きは、テーマの人気度と個別銘柄のリスクの両方を意識させる相場でした。ティアフォーのように短期間で数倍になった銘柄を追いかける場合は、いつ利益確定売りが出てもおかしくないという前提を持っておいた方がよさそうです。

明日以降の注目ポイント

①米8月雇用統計(現地9月4日発表):今日の株価が伸び切らなかった直接の要因です。結果次第でFRBの利下げ観測が強まるか後退するかが決まり、週明けの東京市場にも影響しそうです。

②ドル円の水準:156円前後での一進一退が続くのか、それとも一段の円高に振れるのかによって、輸出関連株の値動きが左右されます。

③ソフトバンクグループなどAI関連の値動き:今日のような値がさ株主導の上昇が続くのか、それとも幅広い銘柄に物色が広がるのかは、来週の相場の持続力を見るうえで注目点です。

引き続き、無理せずコツコツと。明日もよろしくお願いします!

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

English version is here → https://hirokichiiii.com/投資のいろは/nikkei-daily-2026-09-04-en/

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