8月6日
2021年度第1四半期(4月~6月)の速報を発表しました。
な、な、な、なんと収益が100兆円を超えたとの報告です!
規模が違いすぎて呆然とするしかないですね 笑
今日はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の
速報内容を見てみましょう。
運用実績
さっそくですが、2021年度第1四半期(4月~6月)の速報内容を見てみましょう。
画像が小さいので右の方を切り抜いて下に貼りました。
最初に話をしたように運用を開始してからの
累積収益額が初めて100兆円を超えました。
ゴー ゴー!
2021年度第1四半期運用状況(速報)[PDF:367KB]
インカムゲインも着実に増えていますが、キャピタルゲインの伸びが
すごいことになってますね。
2019年から2020年のジャンプアップが2倍弱と
大きくキャピタルゲインが増えています。
2021年度第1四半期の運用状況の公表にあたっての宮園理事長コメント
2021年度第1四半期(4月~6月)は、新型コロナウイルスのワクチン接種拡大による経済活動の正常化への期待感に加え、主要国における緩和的な金融政策の継続により、外国株式市場は上昇しました。一方で、国内では、新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒感が続くなか、国内株式市場は小幅に下落しました。為替は対ドル、対ユーロで共に円安が進行しました。このような結果、4月から6月までの運用資産全体の運用実績はプラス2.68%となりました。
当法人は長期的な観点から運用を行い、投資原則・行動規範を遵守し、年金財政に必要な積立金を残すためにしっかりと受託者責任を果たしてまいります。
運用内容
ここからは運用の中身を覗いてみましょう。
下記は2020年度末の報告内容です。
外国株式、国内株式、国内債券、外国債券をバランスよく買っているのね。
そして信託報酬(手数料)の金額(611億円)も規模が違いすぎで、唖然。。。
そもそもなんだけど、GPIFって
GPIFのことも少し説明しますね。
まずはGPIFの名称についてから解説します。
GPIF が運用している積立金は、将来世代の負担が大きくなりすぎないようにするためのお金です。
よって、もし今年の運用結果がプラスでも、来年の年金支給額が増えることはありません。
同じように、運用結果がマイナスでも、来年の年金支給額が減ることはありません。
以下で年金について少し解説します。
年金制度は「現時点の現役世代」が年金を収めたお金で
「現在の受給世代」がお金をもらう制度です。
つまり現時点で言われている少子高齢化によって
将来の現役世代が少なることが想定されています。
そうすると年金を収める現役世代が少なくなると
将来もらう受給世代の一人当たりのもらえる年金額が
減る恐れがあります。それを補助するための投資運用が
このGPIFなんです!
GPIFの運用を見ると書いてあることは、個人で投資する上での注意点と
全く一緒なので、規模が大きくても小さくても実践することは同じということが
見てわかると思います。
■分散して投資を行っています。
資産運用には「卵を一つのかごに盛るな(Don’t put all eggs in one basket)」ということわざがありま
す。性質や値動きの異なる複数の資産に分散して運用することにより、安定的な運用成果を目指しています。
GPIFが運用している年金積立金は186兆円を超える巨額の規模です。このため、市場に与える影響に配
慮しつつ、国内外の様々な資産に幅広く投資することができます。
■国内だけではなく、外国の様々な資産にも投資しています。
例えば、市場の変動により資産価格が一時的に下落したとしても、その後再び上昇すれば、長期的
には影響がありません。しかし、場合によっては、当初の想定よりも長期間にわたり、資産価格の下落
が継続することもあります。逆に、特定の資産価格が継続的に上昇を続けた場合に、その資産を保有
していなければ、収益獲得の機会を逸してしまうことになります。
GPIF は、国内だけではなく、外国の様々な種類の資産に分けて投資することで、収益獲得の機会
を増やし、世界中の経済活動から収益を得ると同時に、資産分散の効果により、大きな損失が発生す
る可能性を抑える運用を行っています。
まとめ
年金財源全体のうち、積立金からまかなわれるのは1割程度。
将来の年金安定を目指して運用を続けている。
直近では100兆円の利益を出している。
私 ひろきち も現在44歳ですので、少子化で老後不安はあります。
老後2000万不足問題も完全な当事者ですので、
今後の動向も気にしていきたいと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今日はこれで終わります。それではまた (^^)/!
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